令和5年12月定例会は、11月29日に開会し、12月21日に閉会。市長提出議案28件を同意、可決。動議1件を否決しました。また、請願2件のうち1件を採択、1件を不採択。議員提出議案2件のうち1件を可決、1件を否決としました。
新年号では、関根もりおの一般質問の主な内容と重要議案の内容、賛成理由をご報告させていただきます。
国際興業㈱が運行している岩槻駅西口~蓮田駅東口~蓮田よつば病院間の2系統が令和6年3月31日をもって廃止されます。バスの運行が廃止されると地域住民の移動手段がなくなることから、これまでの経緯、現在の状況、今後の対応について伺う。
●令和5年5月12日付、埼玉県からさいたま市及び蓮田市へ「埼玉県生活交通確保対策地域協議会」運営要綱に基づき、国際興業㈱が 両系統の廃止の意向を申し出た旨の通知あり。
●さいたま市、蓮田市で連携し、事業者に事業継承依頼、コミュニティバス導入の可能性についてヒアリングを実施したが、見当たらず。
●令和5年10月5日付、関東運輸局長から路線の廃止が公示される。
●令和5年11月、さいたま市岩槻区内において「さいたま市コミュニティバス等導入ガイドライン」に基づく地域組織設立。
●令和5年11月24日、さいたま市地域公共交通協議会において、「岩槻区河合地区乗合タクシーの導入」承認。
「さいたま市コミュニティバス等導入ガイドライン」の検討ステップに沿って、運行事業者の公募選定や運行ダイヤの設定等を行う。蓮田市としても、さいたま市と十分に連携して地域組織の取り組みを支援し、令和6年4月から切れ目なく運行開始できるよう準備を進めたい。
●令和5年12月1日
運行事業者の公募実施をさいたま市ホームページで公開
●令和5年12月21日
運行事業者が「株式会社岩槻タクシー」に決定(応募3社)
●令和6年2月(予定)
協議運賃の決定((仮称)さいたま市運賃協議会)
●令和6年2月(予定)
運輸局へ事業許可申請(運行事業者が実施)
●令和6年4月(予定)
実証運行開始
さらに「蓮田市とさいたま市との役割分担や、蓮田市の負担額について」質問したところ、「さいたま市へ運行経費の一部を負担する方向で検討を進めているが、さいたま市と調整中のため確定後に報告させていただきたい。」との答弁がありました。
私は今後、さいたま市議会とも連携し、4月1日から切れ目なく乗合タクシーが運行できるよう活動を継続します。
調整地等の市内の整備状況、新たな調整地等の計画はあるか。
市が管理している調整地は19箇所。新たな調整地の計画は2箇所ある。黒浜調整地は、流域全体で約28,800立方メートルを貯留する計画。平成29年度に緑町雨水幹線「島田落し」の切り回し工事に着手し、令和5年4月に完成した。今後調整地本体の整備を進める。高虫西部地区産業団地の整備に伴い元荒川の流域に約8,200立方メートル、綾瀬川の流域に約17,600立方メートルの調整地を整備する。現在、都市計画の変更に係る手続きを進めている。
宅地造成事業においては、開発区域1ヘクタール以上は「埼玉県雨水流出抑制施設の設置に関する条例」、小規模な開発行為等については「蓮田市雨水排水流出抑制施設設置基準」に基づき雨水流出抑制策を行っている。
黒浜沼周辺に水害が発生しているが農地埋め立てと関連があるのではないか。農地転用許可にあたって水害防止のための基準はあるか。農業委員会として水害対策を考えてはどうか。
農地改良のための農地転用許可については、県の要綱を準用し審査・許可している。工事完了時に検査を行ったが、問題は見受けられなかった。今後、現地の状況を確認し何が出来るか研究したい。
見沼代用水は享保13年(1728年)に完成した農業用水。2019年に世界かんがい施設遺産に認定された。農業用水として市内での利用状況は。観光資源として活用してはどうか。開削300周年に向けて、下蓮田地内に掛樋公園等を計画してはどうか。公共事業の処分土を伏越・掛樋公園などの盛土に活用することで蓮田市全体の事業費を節減できるが市の考えは。
農業用水として、市内ではおよそ240ヘクタールの水田で水を利用している。見沼代用水は、白岡市境の「柴山伏越」、上尾市境の「瓦葺掛樋跡」などの重要な建造物を含んだ歴史的かんがい施設。見沼代用水沿いには、緑のヘルシーロード、公園、桜などの観光資源がある。イベントの開催などにより観光事業への展開が可能。開削300周年に向けて、はすだ観光協会が計画するイベントを支援したい。新しい公園については現時点で整備計画はないが、観光事業、市民の健康増進、憩いや安らぎの場として有効活用できるよう方策や可能性について研究したい。
①被保険者が出産した場合、産前産後の税額軽減措置として、その方の分の税額を4か月分減額する。(令和6年1月1日施行)
②後期高齢者支援金等課税額に係る課税限度額を現行20万円から22万円に変更する。(令和6年4月1日施行)
③税額等について、以下のとおり変更する。(令和6年4月1日施行)
改正により加入世帯の多くが負担増となりますが、全世帯対応型の持続可能な社会保障制度を構築するため、全国一斉に開始するものであることから賛成しました。
中央公民館隣接の市営駐車場の供用開始に伴う有料化。(令和6年4月1日施行)
設置及び管理条例には、第8条において、「市長は、特に必要があると認めるときは、使用料の全部又は一部を減免することができる。」との減免規定があること。また、中央公民館利用者に対する減免については、市長が規則で定めるとの説明があったことから賛成しました。