令和6年6月定例会は、6月10日に開会し市長提出議案13件のうち12件を同意・承認・可決、1件を継続審査とし7月2日に閉会。継 続審査議案は、8月1日に臨時議会を開会、可決、閉会。夏号では、関根もりおの一般質問の主な内容と重要な議案と内容、賛成理由 をご報告させていただきます。
高虫西部地区産業団地整備については、平成19年に策定した蓮田市第4次総合振興計画の土地利用構想に産業系の土 地利用を位置付けて以来18年が経過した。事業の進捗により市の自主財源の確保、雇用の増加、水道事業の改善、バス路 線の延伸等が見込める。現在の状況、今後の進め方について伺う。
高虫西部地区は市の最北西部に位置、約26.3ヘクタールを土地区画整理事業により整備する。県は令和6年5月17日に市街化区域に編入告示、環境影響評価制度に基づく評価書の縦覧、土地区画整理組合の設立認可公告等を行った。組合では事業期間を令和11年度まで5年間を見込んでいる。また、エム・ケー蓮田プロジェクト株式会社と清水建設株式会社を業務代行者とした。現在は、まちづくりのルール策定や今年度中の造成工事の着手に向けて関係機関と調整等を進めている。正御地遺跡、高都原遺跡については、組合、教育委員会、民間調査機関が協定に基づき発掘調査を行い報告書としてまとめる。 また、県道行田蓮田バイパスは、地区内は土地区画整理事業により整備、地区東側は県が費用を負担し蓮田市が整備、地区西側は県が整備する。蓮田市では今年度、路線測量と予備設計を行う。地元説明については、県と調整のうえ実施する。
国際興業㈱が運行していた岩槻駅西口~蓮田駅東口~蓮田よつば病院間の2系統が令和6年3月31日をもって廃止された。4月1日から乗合タクシー「おりづる号」の運行が岩槻駅西口~蓮田駅東口~岩槻高齢者講習センター間で開始された。乗合タクシーの運行状況、今後の取り組みについて伺う。
さいたま市岩槻区河合地区乗合タクシー「おりづる号」は、令和6年4月1日から月曜日から金曜日までの平日に国際興業バスと概ね同様の経路で実証運行を開始した。運行便数は一日10便、うち4便が蓮田駅東口~岩槻高齢者講習センターまで行く便となっている。運行開始後1日平均100人程の利用がある。午前中の便で定員を超える場合があるが、応援タクシーが対応している。本格運行に移行できるよう、さいたま市と連携し周知啓発や利用促進に努めていく。
大字馬込地内の八幡橋は、狭いうえ老朽化して危険である。事故が発生する前にすみやかに架け替えを進めるべきだが、今年度の当初予算に実施設計の予算が計上されていない。現在の状況と今後の進め方について伺う。
八幡橋は綾瀬川に架かる道路橋。現在の橋は、橋長約20メートル、幅約3メートル、鋼製の桁とグレーチングの床板を組み合わせた構造。老朽化により危険なため総重量2トン超通行禁止の重量規制と交互通行の規制を現在も行っている。架け替えの計画は、平成28年度に実施した橋梁点検で早期措置段 階の「健全度Ⅲ」とされたことから令和4年度から架け替えに向け事業に着手した。現在、予備設計の段階まで終了している。 架け替えにより橋長21.5メートル、幅員7.2メートルで相互交通が可能となる計画。今年5月から上尾市との協議を開始した。できるだけ早い段階で詳細設計に着手したい。
黒浜公園の駐車場は幅が狭く停めにくい。駐車マスが足りないために駐車マスではない市道30号線沿いに縦列駐車する車もある。県条例にも適合していない。現在の駐車場の改善だけを検討するのではなく、蓮田松韻高校の正門前から蓮田特別支援学校までの間の松林の一部を活用して、障がい者等を含め誰にでも円滑に利用できる駐車場を整備することも検討していただきたい。
黒浜公園の利用者駐車場は、公園北側に35台。蓮田松韻高等学校北側の臨時駐車場に60台程度駐車できる。利用者から狭いとか足りないといった直接的な要望は受けていない。公園北側の舗装された駐車マスの寸法は、幅約2.2メートル、長さは約4メートル。昭和51年に建設した当時は現在の駐車 マスで過不足なく使用できていたと考えられる。現状で1区画当たりの駐車マスの幅が狭いことや駐車敷地内で車を詰めて停めるなどしていることについては認識している。また、障がい者等の駐車場設計・施工指針を満たしていないこと等についても認識している。今後、駐車マスの区画線のみを引き直す などの簡易な工事を実施するのか、駐車場全体を整備するのかなど課題を整理し検討したい。
小規模保育事業所A型等の職員配置基準を以下のとおり変更する。
区分 | 改正前 | 改正後 |
満3歳以上満4歳未満 | おおむね20人につき1人 | おおむね15人につき1人 |
満4歳以上 | おおむね30人につき1人 | おおむね25人につき1人 |
職員の負担軽減と幼児の安全を確保するため賛成しました。
高虫西部地区地区計画の区域内において、建築物の制限に関する事項を定める。(令和6年8月1日施行)
良好な産業団地の形成を図るために必要なことから賛成しました。
歳出の主なもの